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▽ニューヨーク州の刑務所は先月、22日間も続いた広範なストライキにより、混乱に見舞われた。
米カリフォルニア州の刑務所(Getty Images/AFP通信)

ニューヨーク州の刑務所が劣悪な労働環境を理由にストライキを起こした2000人以上の看守を解雇したことを受け、刑務官不足を理由に一部の受刑者を早期釈放することになった。

現地メディアによると、同州矯正局は軽微な犯罪で有罪判決を受け、すでに15日から110日以内に釈放が決まっている受刑者について、早期釈放を検討するよう指示したという。

殺人、放火、性犯罪、その他重罪で有罪判決を受けた受刑者は対象にならないとしている。

矯正局はこの措置について、「現在の人員不足を考慮し、刑務所で働く者と受刑者のバランスをとるため」と説明している。

ニューヨーク州の刑務所は先月、22日間も続いた広範なストライキにより、混乱に見舞われた。州政府と労働組合はスト終結で合意に達したものの、州政府は最終的に、合意後も復職を拒否した2000人以上の看守を解雇した。

ホークル(Kathy Hochul)州知事はその後、解雇された看守の再雇用を禁じる政令に署名した。

ホークル氏の報道官は1日の声明で、「知事は軽微な犯罪で収監された受刑者を釈放するという矯正局の決定を支持する」と表明した。

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