◎この職員は8月に職務を解かれ、有給休暇を所得している。
女子刑務所(Getty Images)

ニューメキシコ州の郡刑務所で働く職員が精神疾患を患う2人の受刑者を襲撃する計画を立てたとして告発された。現地メディアが26日に報じた。

それによると、この職員は今年7月、同州ベルナリオ郡の受刑者に暴力を振るったとみられる。

同郡保安官事務所はその様子が映った監視カメラの映像を精査し、職員から話を聞いている。

攻撃を受けたとされる受刑者の1人は双極性障害を患う61歳の男性。この受刑者の母親は地元紙の取材に対し、「息子が暴行を受けた可能性があると刑務所から連絡を受けた」と語った。

ベルナリオ郡の拘置所と州警察はコメントを出しておらず、地元メディアの取材にも応じていない。

拘置所の担当官はABCニュースの取材に対し、「関係機関が内部調査を進めている」と述べたが、それ以上はコメントできないとした。

この職員は8月に職務を解かれ、有給休暇を所得している。

ABCニュースはこの事案に詳しい関係者の話しとして、「職員はメンタルに問題を抱える2人の受刑者を狙っていた」と伝えている。受刑者がどのような暴行を受けたかは明らかになっていない。

地元紙は受刑者の1人が服を脱がされた状態で唐辛子スプレーを浴びたと報じている。

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