米テネシー州の爆発物製造工場で「大爆発」、複数人死亡

爆発はナッシュビル郊外にあるアキュレート・エナジェティック・システムズ社の工場で10日朝に発生した。

米テネシー州の爆発物製造工場で大きな爆発があり、複数人が死亡したとみられる。警察が10日、明らかにした。

それによると、爆発はナッシュビル郊外にあるアキュレート・エナジェティック・システムズ社の工場で10日朝に発生した。

ハンフリーズ郡のデイビス（Chris Davis）保安官は記者会見で、「この大爆発で数人が死亡、数人が行方不明になっている」と述べたが、具体的な人数は明らかにしなかった。

ABCニュースは関係者の話しとして、「少なくとも13人が行方不明になっている」と報じている。

デイビス氏は「爆発の規模はすさまじく、数日かけて調査を行うことになるだろう」と述べた。

またデイビス氏は「現時点で爆発の原因は分からず、アルコール・たばこ・火器爆発物取締局（ATF）、国土安全保障省、テネシー州捜査局などが現場で対応している」と明らかにした。

アキュレート・エナジェティック・システムズ社のウェブサイトによると、同社は軍事、航空宇宙、解体、鉱業向けの爆発物や装置を製造している。顧客には国防総省と国土安全保障省が含まれている。

爆発は現地時間午前7時48分に発生。施設内の建物の1つが木っ端みじんになった。

工場から5キロほど離れたところに住む女性はABCの取材に対し、「家全体が揺れるのを感じた」と語った。「家がガタガタと揺れ、ベッドから飛び起きました...」