▽逮捕されたのはエルサルバドル国籍の男(34歳)。リバティー郡の未開発地域でヒューストン在住の男性が殺害された事件に関与しているとみられる。
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中米エルサルバドルのギャング「マラ・サルバトルチャ(通称MS-13)」のメンバーとされる男が米テキサス州ヒューストン郊外で逮捕された。警察が1日、明らかにした。
それによると、逮捕されたのはエルサルバドル国籍の男(34歳)。リバティー郡の未開発地域でヒューストン在住の男性が殺害された事件に関与しているとみられる。
テキサス州知事は先週、南部のメキシコ国境側の牧場で男性がIED(即席爆発装置)とみられる爆発物で殺害された後、麻薬カルテルの構成員がテキサス州に流入している可能性があると警告していた。
米移民・関税執行局(ICE)によると、MS-13のメンバーとされる男には逮捕歴があり、メキシコを経由して不法入国したとみられる。
男は少なくとも7回米国に不法入国し、21年8月に移民抑制政策タイトル42に基づいて強制送還された。2009年9月、14年8月、16年7月、19年3月、23年3月にもエルサルバドルに送られている。
地元メディアによると、リバティー郡の未開発地域は不法移民の流入地点となっており、トランプ政権発足以来、その数は減少しているという。
AP通信は当局者の話しとして、「容疑者は過去に麻薬密売、麻薬所持、不法入国で2度有罪判決を受けている」と報じた。
米国務省は先週、MS-13や世界最大の麻薬組織シナロア・カルテル、ハリスコ新世代など、8つの麻薬カルテルを外国テロ組織に指定した。