◎両候補の支持率は拮抗している。
米ABC/イプソスMMAが29日、最新の大統領選世論調査を公開し、回答者の86%が「どちらの候補が勝っても、結果を受け入れる」と回答したことが明らかになった。
それによると、世論調査に応じた登録有権者の86%がトランプ(Donald Trump)前大統領もしくはハリス(Kamala Harris)副大統領のどちらが勝っても、選挙管理委員会の発表を信じ、結果を受け入れると回答した。
しかし、回答者の3分の2はトランプ氏が負けた場合、選管の発表に異議を唱えると考えているようだ。
一方、ハリス氏が選管の発表に異議を唱えると回答した人は30%にとどまった。
結果を受け入れる用意があるという回答は8月以降ほぼ変わらず、2020年10月の79%から上昇している。
また、全体の70%が「選管の集計が正確であると信じている」と回答。これも2022年の中間選挙からほとんど変わっていない。
共和党支持者も選管の集計を概ね信じているようにみえる。
共和党回答者の31%が「選管の集計を信じていない、あまり信じていない」と回答した。
民主党で同様の回答をした人はわずか6%であった。
さらに、共和党回答者の81%が「どちらが勝っても」選挙結果を正当なものとして受け入れる用意があると答えている。民主党は92%にのぼった。
注目すべきは、「選管の集計を信じていない、あまり信じていない」と回答した31%の7割が、結果を受け入れる用意があると答えていることだ。
一方、共和党支持者の66%は2020年の大統領選で不正があったというトランプ氏の虚偽の主張を支持している。
それでも全体の過半数が今年の結果を受け入れると答えている。
バイデン(Joe Biden)大統領の勝利を認めない共和党有権者のうち、72%が今年の選挙結果は受け入れる用意があると答えた。