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米国全土で冬の嵐、1万便以上のフライトが欠航に

国立気象局(NWS)は24日、ニューメキシコからニューイングランドに至る広範囲に暴風雪警報を発令し、1億4000万人以上、米人口の4割超が影響を受ける見込みと警告した。
2026年1月24日/米ユタ州のソルトレイクシティ国際空港(AP通信)

米国全土を襲う大規模な冬の嵐により、週末にかけて1万便以上の航空便が欠航した。国立気象局(NWS)は24日、ニューメキシコからニューイングランドに至る広範囲に暴風雪警報を発令し、1億4000万人以上、米人口の4割超が影響を受ける見込みと警告した。

この暴風雪は米中央・南部から北東部へと進行中で、テキサス州東部からノースカロライナ州まで広い帯状に重い雪の被害をもたらすと予想されている。特に樹木や電線に大きな負荷がかかり、停電や道路閉鎖を引き起こす恐れがあると専門家は指摘している。

航空分野ではかなりの混乱が発生している。連邦航空当局やフライト情報サービスによると、週末に出発予定だった数千便がキャンセルされ、オクラホマシティの国際空港では24日と25日早朝の全便が運休となった。多くの都市空港でも同様の措置が取られ、乗客は代替便や宿泊先の確保に追われている。

テキサス州北部では雪とみぞれが夜間から降り続け、NWSは今後数日間の積雪や路面の悪化を警告した。テキサス州運輸局は高速道路での視界不良の様子を公開し、不要不急の外出を控えるよう住民に強く呼びかけている。

この嵐の影響により、広範な地域で学校閉鎖やイベント中止が相次ぎ、公共交通機関も遅延や運休が発生している。シカゴやミルウォーキーなど北部の都市では道路が雪で覆われ、車両の立ち往生や交通事故が増加しているとの報告がある。

これを受けて州政府や地方自治体は対応に追われている。雪や氷の除去作業を急ぐと同時に、救援体制を強化しており、除雪車や緊急車両が主要道路で稼働しているほか、避難所の設置準備も進められている。停電に備えた発電機や毛布などの物資も優先地域に配備されているという。

気象当局はこの嵐が数日のうちに北東部の大都市圏へ達する可能性が高いと予想し、ワシントンDCやニューヨーク、ボストンなどでも最大30センチ以上の積雪と強い風雪の予報が出ている。このため各地でさらなる交通混乱やライフラインへの影響が懸念されている。

専門家は「大規模な氷結と雪のコンビネーションは、ハリケーン並みの被害をもたらす可能性がある」と指摘し、適切な備えと迅速な対応を強調している。住民には不要不急の移動を避け、安全な場所で情報を確認しながら対策を講じるよう呼びかけている。

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