◎当局は当初、男性がクマに襲われた可能性があるとみて捜査していたが、当局と魚類野生生物局(FWS)が現場を調べてところ、クマが活動した形跡を見つけられず、複数の証拠に基づき、殺人事件と断定した。
米モンタナ州のキャンプ場で35歳男性の遺体が見つかった事件について、捜査当局は2日、同州在住の41歳男が起訴されたと明らかにした。
同州ギャラティン郡保安官事務所によると、10月12日の朝、35歳男性がキャンプ場のテント内で遺体となって発見された。遺体を見つけたのは男性の友人2人であった。
当局は当初、男性がクマに襲われた可能性があるとみて捜査していたが、当局と魚類野生生物局(FWS)が現場を調べてところ、クマが活動した形跡を見つけられず、複数の証拠に基づき、殺人事件と断定した。
男性の姿が最後に目撃されたのは10月10日、キャンプに出かけるところだった。
逮捕された41歳の男は当局に対し、「10月10日にこのキャンプ場に到着し、男性が施設を占拠しているのを見て腹が立った」と証言した。
男と被害者に面識はなかったとみられる。
男は木片で被害者を殴り、ドライバーで首を刺し、斧で切り裂いたと証言したという。
被害者のガールフレンドと友人は10月12日に遺体を発見した際、「熊に襲われたのかもしれない」と警察に説明していた。
警察によると、キャンプ場に残されていたビール缶から検出されたDNAが容疑者のものと一致したため、今週逮捕したという。