▽ジェンダーレストイレは「誰でもトイレ」とも呼ばれ、性別にかかわらず使える。
米モンタナ州の下院議会は15日、「ジェンダーレストイレ」を禁じる法案を賛成多数で可決した。
この州法は州内の幼稚園から高校、大学において、生徒が出生時に割り当てられた性別にあったトイレや施設(シャワー室や更衣室など)を使用することを義務付けるものである。
共和党が多数派を占める下院は賛成58ー反対42で法案を可決、上院に送った。
トランスジェンダーであることを認めている同州のゼファー(Zooey Zephyr、共和党)議員はジェンダーレストイレの設置を求める取り組みを進めてきたが、認められなかった。
ゼファー氏と民主党議員たちはトランスジェンダーを危険視する主張を撤回するよう訴えてきた。
ジェンダーレストイレは「誰でもトイレ」とも呼ばれ、性別にかかわらず使える。
この法案はトランスジェンダーの男性が女性トイレを使えるようになると、トランスジェンダーのふりをしてトイレを利用したり、性犯罪が発生するという懸念に対処するものだ。
他の12州ではすでにジェンダーレストイレ禁止法が制定されており、その多くは学校施設を対象としている。
モンタナ州を含むさらに多くの州がトランスジェンダー向けの医療を禁じたり、トランスの男性を女子スポーツから締め出す法律を施行している。