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高温の車内に9歳の娘を放置、母親を殺人罪で逮捕 米テキサス州

36歳のグベミソラ・アカイノデ容疑者は7月1日、9歳の娘を8時間以上車内に放置した。
2025年10月19日/9歳の娘を車内に放置し殺害したとして逮捕された母親(Harris County Sheriff’s Office/ABCニュース)

テキサス州で9歳の少女が高温の車内に放置され死亡した事件について、捜査当局は20日、母親を殺人罪で起訴したと明らかにした。

36歳のグベミソラ・アカイノデ(Gbemisola Akayinode)容疑者は7月1日、9歳の娘を8時間以上車内に放置した。

捜査当局はこれを他殺と断定し、17日に容疑者を逮捕した。

容疑者は当時、ヒューストン近郊の製造工場で働いていた。

当局によると、容疑者は午前5時45分頃に車を停めた際、娘に食べ物、充電式扇風機、氷、水を与え、車の後部窓を半分ほど開けた。

また容疑者は娘にメラトニンを飲ませ、後部座席で眠るのを確認した後、職場に向かったという。

容疑者は午後2時前に勤務が終わるまで娘の様子を一度も確認しなかった。

全米の非営利団体「KidsAndCars.org」によると、昨年全米で車内に置き去りされ亡くなった子供は30人近く確認されている。今年も約30人の子供が高温の車内で死亡した。

23年は29人の子供が車内に放置され死亡。KidsAndCars.orgによると、2018年の死者は過去最高の54人であった。

1990年以降、1100人以上の子供が車内に取り残され死亡。その9割が3歳以下となっている。

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