高温の車内に9歳の娘を放置、母親を殺人罪で逮捕 米テキサス州
36歳のグベミソラ・アカイノデ容疑者は7月1日、9歳の娘を8時間以上車内に放置した。
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米テキサス州で9歳の少女が高温の車内に放置され死亡した事件について、捜査当局は20日、母親を殺人罪で起訴したと明らかにした。
36歳のグベミソラ・アカイノデ(Gbemisola Akayinode)容疑者は7月1日、9歳の娘を8時間以上車内に放置した。
捜査当局はこれを他殺と断定し、17日に容疑者を逮捕した。
容疑者は当時、ヒューストン近郊の製造工場で働いていた。
当局によると、容疑者は午前5時45分頃に車を停めた際、娘に食べ物、充電式扇風機、氷、水を与え、車の後部窓を半分ほど開けた。
また容疑者は娘にメラトニンを飲ませ、後部座席で眠るのを確認した後、職場に向かったという。
容疑者は午後2時前に勤務が終わるまで娘の様子を一度も確認しなかった。
全米の非営利団体「KidsAndCars.org」によると、昨年全米で車内に置き去りされ亡くなった子供は30人近く確認されている。今年も約30人の子供が高温の車内で死亡した。
23年は29人の子供が車内に放置され死亡。KidsAndCars.orgによると、2018年の死者は過去最高の54人であった。
1990年以降、1100人以上の子供が車内に取り残され死亡。その9割が3歳以下となっている。