スポンサーリンク
▽メキシコでは数週間前から南部でスクリューワームハエ症に感染した家畜が確認されている。
メキシコの牧場(ロイター通信)

メキシコのベルデゲ(Julio Berdegue)農相は13日、スクリューワームハエ症(蠅蛆症)の蔓延を防ぐため、南部からの牛の移動を制限すると発表した。

スクリューワームハエ症はハエの幼虫が皮膚や組織に寄生し、組織を破壊することで感染する病気。主に動物(特に家畜)が感染し、ヒトが感染することもある。

メキシコでは数週間前から南部でスクリューワームハエ症に感染した家畜が確認されている。

米農務省は11日、メキシコ産牛、馬、バイソンの輸入を一時停止すると発表した。

ベルデゲ氏はシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領の定例会見でこの問題に言及。メキシコ南部の国境を封鎖することは否定したが、この害虫を根絶するには長い時間がかかることを認めた。

またベルデゲ氏は「国境封鎖は複雑な問題であり、国の食肉供給にも影響するため、慎重に分析する必要がある」と語った。

さらに、「南部から北部への牛の移動を制限する」と付け加えた。

米政府は先月末、メキシコ当局がスクリューワームハエ症の感染予防対策を強化しない場合、メキシコからの家畜輸入を制限する可能性があると警告していた。

米国は24年11月、メキシコでスクリューワームが発見されたこと受け、家畜の輸入を停止。農務省はその後、家畜の健康状態を評価する新しいプロトコルに基づき、25年2月に制限を解除していた。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク