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▽メキシコが水の放出量を守らないことで、最大の貿易相手国との外交問題に発展している。
メキシコのシェインバウム大統領(ロイター通信)

メキシコシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は11日、米テキサス州の農家に直ちに水を供給すると表明した。

シェインバウム氏は定例会見で、「政府は米国との1944年の水共有条約(コロラド川協定)を遵守するための代替案を探している」と語った。

またシェインバウム氏は「ある提案を米国当局に送っている」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。

相互に連結されたダムと貯水池のネットワークを通じて両国が水を共有することを定めた水共有条約では、メキシコは5年ごとに175万エーカーフィートの水をリオグランデ川から米国側に流さなければならない。

メキシコが水の放出量を守らないことで、最大の貿易相手国との外交問題に発展している。トランプ(Donald Trump)大統領は前日、メキシコへの関税や制裁を含む報復を検討していると表明した。

テキサス州の共和党もメキシコが条約を無視し、米国の農家に損害を与えていると非難している。

シェインバウム氏は「水を要求しているテキサスの農家にリオグランデ川から提供可能な水を即座に供給する」と述べた。

国際境界水委員会のデータによると、この条約の現在の5年サイクルは10月に終了する。メキシコは必要な水の30%未満しか米国に送っていない。

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