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メキシコ大統領、米国との貿易協議に自信、新規プロジェクトも

メキシコはUSMCA(米国・メキシコ・カナダ貿易協定)のおかげで、トランプ関税の直撃をほぼ免れている。
2025年10月5日/メキシコ、首都メキシコシティ、有権者に手を振るシェインバウム大統領(ロイター通信)

メキシコのシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は5日、米国との貿易協議に自信を示した。

シェインバウム氏は就任1周年を記念する式典で演説。「米国および世界各国との貿易関係において、良好な合意に達すると確信している」と語った。

またシェインバウム氏は、変化する貿易環境に対応した計画の一環として、今後数週間以内に電気自動車(EV)、半導体、衛星、ドローンの「国内開発」を進めるプロジェクトを発表すると表明した。

地元メディアの世論調査によると、シェインバウム氏の支持率は就任以来、70%超を維持している。この1年間、最大の貿易相手国である米国との関税協議に多くの時間を費やしてきた。

メキシコはUSMCA(米国・メキシコ・カナダ貿易協定)のおかげで、トランプ関税の直撃をほぼ免れている。

USMCAは定期的に3カ国で見直しを行うことを義務付けている。

協定の見直しは2026年初頭に予定されているが、メキシコとカナダ当局は今年中に協議を開始し、見直しによって貿易の不確実性が解消されることに期待を示している。

カナダの輸出品の75%超、メキシコの80%超が米国向けである。

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