メキシコ大統領、カナダ政府の高官と会談、トランプ関税について協議
メキシコは30%の相互関税をひとまず回避したが、カナダの輸入品には35%がかけられている。
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メキシコのシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は5日、首都メキシコシティでカナダ政府の高官と会談し、トランプ関税などについて協議した。
カナダのアナンド(Anita Anand)外相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。シャンパーニュ(Francois-Philippe Champagne)財務相と共にシェインバウム氏と会談し、二国間の関係を再確認したと強調した。
メキシコと米国は関税発効を90日間延期することで合意。協議を続けている。
メキシコは30%の相互関税をひとまず回避したが、カナダの輸入品には35%がかけられている。
シェインバウム氏はアナンド氏らとの協議について、「非常に生産的であった」とし、「経済成長、安全保障、貿易の多様化という重要な共通課題で連携していくことを確認した」としている。
アナンド氏は回復力のあるサプライチェーン、港から港への貿易ルート、人工知能、エネルギー安全保障など、さまざまな二国間問題に関する協力を深める計画を立てることで合意したと述べた。
アナンド氏によると、2日間の訪問中、連邦議会議員や経済界のリーダーとも会談したという。
トランプ(Donald Trump)米大統領はメキシコとカナダのフェンタニルと不法移入対策に不満を示し、両国が必要な措置を取るまで関税を課し続けると警告している。