◎消防隊はその場で2人の死亡を確認。死因は一酸化炭素を吸引したことによる中毒死とみられる。
メキシコ北西部のバハカリフォルニア州のホテルで13日、米国人2人の遺体が発見された。地元警察が明らかにした。
それによると、2人の遺体は州のビーチリゾート近くにある集落のホテル内で見つかったという。
米国務省の報道官はAP通信の取材に対し、「この事件を認識しているが、プライバシーの関係でコメントできない」と述べた。
州警察は14日の声明で、「消防は13日に米国人が室内で倒れているという通報を受け、現場に急行した」と述べている。
それによると、消防隊はその場で2人の死亡を確認。死因は一酸化炭素を吸引したことによる中毒死とみられる。
メキシコではこの数カ月で一酸化炭素やその他のガスによる中毒死が何件か報告されている。
昨年10月には首都メキシコシティの賃貸アパートで米国人3人(男性2人、女性1人)が一酸化炭素中毒で死亡した。
専門家によると、メキシコの地方では不適切なガス管の設置、通気口・換気扇の不備、監視装置の不具合などにより、ガス事故の発生率が都市部より高いという。
2018年にはプラヤデルカルメン近郊のリゾート地で給湯器の不具合によるガス漏れ事故が発生。米国人夫婦とその子供2人が死亡した。