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▽トランプ氏は1日、メキシコとカナダの輸入品に25%の関税、中国に10%の追加関税を課す大統領令に署名。2月4日に発動する。
メキシコのシェインバウム大統領(ロイター通信)

メキシコシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は1日、トランプ(Donald Trump)米大統領が同国の輸入品に25%の関税を課す大統領令に署名したことを受け、報復関税を実施するよう経産省に命じたと明らかにした。

トランプ氏は1日、メキシコとカナダの輸入品に25%の関税、中国に10%の追加関税を課す大統領令に署名。2月4日に発動する。

シェインバウム氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「戦いではなく、協調と対話を求めている」と書いた。

またシェインバウム氏は「昨年10月に就任して以来、1万人以上を麻薬関連の容疑で逮捕し、フェンタニル2000万回分押収した」と強調した。

トランプ氏はメキシコへの関税について、「メキシコ政府がフェンタニルと移民の流入を阻止しないことが原因」としている。

トランプ氏は昨年、メキシコとカナダの麻薬・移民対策を非難し、「米国が求めるレベルの措置を導入するまで関税を維持する」と述べていた。

トランプ氏はフェンタニルの流入阻止と取り締まり強化を公約の一つに掲げている。

フェンタニルは2ミリグラム服用しただけで死に至る可能性があり、その効果はモルヒネの100倍といわれている。

米国に流入するフェンタニルの99.9%がメキシコ産である。カナダ政府はトランプ氏がカナダとメキシコの麻薬・移民流入を同列に扱っていることを批判している。

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