SHARE:

メラニア米大統領夫人がエプスタインとの関係否定、疑惑に反論


メラニア夫人は声明の中で「私をエプスタインと結びつける嘘は終わらせなければならない」と述べ、強い言葉で疑惑の払拭を図った。
2026年4月9日/米ワシントンDCホワイトハウス、メラニア・トランプ大統領夫人(Getty Images/AFP通信)

米国のメラニア・トランプ(Melania Trump)大統領夫人は9日、ホワイトハウスで異例の声明を発表し、故ジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Edward Epstein)との関係をめぐる一連の疑惑を強く否定した。メラニア夫人は声明の中で、「私はエプスタインの被害者ではない」と明言し、自身を巡る噂や中傷に対して正面から反論した。

エプスタインは未成年者への性的搾取で有罪判決を受けた著名な実業家で、その交友関係には多くの有力者が含まれていた。このため近年公開が進められている関連文書を背景に、政財界の人物との関係が改めて注目を集めていた。そうした中で、メラニア夫人に関しても、一部の専門家や報道、インターネット上の言説によって関係性が取り沙汰されていた。

声明でメラニア夫人は、エプスタインおよびその側近であるギレーヌ・マクスウェル(Ghislaine Maxwell)との個人的な関係を明確に否定。ニューヨークやフロリダ州の社交界において同じ場に居合わせたことは認めつつも、それは単なる「社交上の接点」に過ぎず、親密な関係や関与は一切なかったと強調した。また、エプスタインの専用機や私有島を訪れたこともないと述べ、過去に撮影された写真や断片的な情報が誤解を招いていると指摘した。

さらに彼女は、自身とトランプ(Donald Trump)大統領との出会いについても言及し、「エプスタインに紹介された」という説を否定した。二人は1998年にニューヨークのパーティーで出会ったと説明し、この点に関する一部の主張を「虚偽」と断じた。

今回の発言の背景には近年続く法的対立や報道との摩擦がある。メラニア夫人は過去にも、エプスタインとの関係を示唆する主張に対して訴訟を辞さない姿勢を示しており、実際に著者や関係者との間で法廷闘争が発生している。こうした状況の中で、今回の声明は自身の立場を改めて公的に明確化する狙いがあったとみられる。

メラニア夫人はまた、エプスタイン事件の被害者に言及し、連邦議会に対して公聴会の開催を求めた。被害者が宣誓のもとで証言できる場を設けるべきだとし、事件の全容解明と透明性の確保を訴えた。この点は自身への疑惑を否定するだけでなく、問題全体への対応を求める姿勢を示したものと受け止められている。

今回の発言はイラン情勢など他の国際問題に注目が集まる中で行われたが、エプスタイン問題が依然として米国政治に影響を与え続けていることを改めて浮き彫りにした。メラニア夫人は声明の中で「私をエプスタインと結びつける嘘は終わらせなければならない」と述べ、強い言葉で疑惑の払拭を図った。

この発言により夫人個人に対する疑念の是非だけでなく、エプスタイン事件を巡る情報公開や政治との関係性についても、今後さらに議論が活発化する可能性がある。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします