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▽麻しんは「麻しんウイルス」によって引き起こされる急性の全身感染症。ウイルスの感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強い。
麻しん(はしか)ワクチン(Getty Images)

テキサス州西部で報告された麻しん(はしか)感染者が561人に達した。保健当局が15日、明らかにした。

それによると、過去5日間の新規感染者は20人、これまでに少なくとも58人が入院している。

全米で昨年確認された麻しん患者は285人であった。疾病対策センター(CDC)はテキサス州の流行を「過去数十年で最悪」と説明している。

麻しんは「麻しんウイルス」によって引き起こされる急性の全身感染症。ウイルスの感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強い。

免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染すると一生免疫が持続すると言われている。

テキサス州保健サービス局(DSHS)によると、ほぼすべての患者がワクチン未接種者または接種状況不明。麻しん、おたふくかぜ、風疹(MMR)ワクチンを2回接種した人の発症は7例、1回接種は4例となっている。

感染内訳は5~17歳が最も多く、次いで4歳以下となっている。

DSHSによるとニューメキシコ州と隣接するゲインズ郡の感染状況が特に深刻で、これまでに364人の患者が確認されている。

この集団感染に関連した死亡例は2例。いずれもワクチン未接種の子供であった。

DSHSは15日の声明で、「麻しんウイルスは感染力が非常に強いため、発生地域とその周辺でさらに患者が 増える可能性がある」と述べた。

CDCによると、全国の感染者数は15日時点で712人。アラスカ州、アーカンソー州、カリフォルニア州、コロラド州、フロリダ州、ジョージア州、ハワイ州、インディアナ州、カンザス州、ケンタッキー州、メリーランド州、ミシガン州、ミネソタ州、ニュージャージー州、ニューメキシコ州、ニューヨーク州、オハイオ州、オクラホマ州、ペンシルベニア州、ロードアイランド州、テネシー州、テキサス州、バーモント州、ワシントン州の24州で報告されている。

インディアナ、カンザス、ニューメキシコ、オハイオ、テキサスなど、少なくとも5つの州で集団感染が発生している。

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