米マコーミック、メキシコ合弁事業の株式7.5億ドル追加取得へ
マコーミック・アンド・カンパニーは米国に本社を置く世界最大のスパイスメーカー。スパイス、調味料ミックス、調味料、その他風味豊かな製品の製造・マーケティング・流通を行っている。
.jpg)
米調味料ブランド大手マコーミックは21日、ラテンアメリカでのさらなる事業拡大を目指し、メキシコ合併事業の株式割合を75%に増やすと発表した。
マコーミックは7億5000万ドル分の株式を追加取得するとし、この取引を26年度初めまでに完了するとしている。
マコーミックと合弁事業を展開しているメキシコのサルサ販売業者およびコーヒーチェーン運営会社グルポ・エルデスの株価は午前中の取引で急騰。メキシコ証券取引所が一時取引を停止する事態となった。
現地時間午前8時45分には株価が25%上昇。時価総額は230億メキシコペソ(約1820億円)近くに達した。マコーミックの株価も1%近く上昇した。
市場はマコーミックの決定について、「ラテンアメリカ諸国における中産階級の拡大に伴い、新興市場に関する同業他社も同様の姿勢を示していることを示すものである」と指摘。米国の個人消費が低迷していることも影響しているようだ。
マコーミック・アンド・カンパニーは米国に本社を置く世界最大のスパイスメーカー。スパイス、調味料ミックス、調味料、その他風味豊かな製品の製造・マーケティング・流通を行っている。
グルポ・エルデスは1914年に設立されたメキシコの食品会社。メキシコ国内における加工食品分野のリーダーで、アイスクリームの主要企業でもある。
両社が1947年に設立した合弁会社マコーミック・デ・メキシコはメキシコで調味料やソースなど、マコーミックブランドのさまざまな製品を販売している。