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米ジョージア州の刑務所から殺人犯2人脱獄、警察が行方追う

逃走したのはリッキー・マーティン(Ricky Martin、20歳)容疑者とケントラヴィアス・ホームズ(Kentravius Holmes、21歳)容疑者で、現地時間2月9日の午後9時30分ごろ、ジョージア州のサムター郡拘置所から姿を消した。
2026年2月10日/米ジョージア州、刑務所から脱獄した容疑者2人(ABCニュース)

ジョージア州の拘置施設から殺人などの罪で起訴されていた2人の容疑者が逃走し、州当局が追跡捜査を展開している。逃走したのはリッキー・マーティン(Ricky Martin、20歳)容疑者とケントラヴィアス・ホームズ(Kentravius Holmes、21歳)容疑者で、現地時間2月9日の午後9時30分ごろ、ジョージア州のサムター郡拘置所から姿を消した。両容疑者はいずれも殺人、重過失傷害、暴行など複数の重罪で逮捕されていたが、この夜の逃走によって公衆の危険性が高まっているとして警察当局は警戒を強めている。

サムター郡保安官事務所によると、マーティン容疑者は身長約163センチ、体重約54キロ、黒人、髪はほどかれたドレッドヘアの状態。ホームズ容疑者は身長約173センチ、体重約70キロで同じく黒人、ほどかれたドレッドヘアに加えて顔や首に複数のタトゥーがある。顔の右目上には「$」の記号や「Baby Kay」、折れたハートのデザインなどが確認されている。これらの特徴をもとに一般市民への情報提供が呼びかけられている。

逃走経路の詳細や手段について、サムター郡保安官事務所は現時点で明確な説明を行っていないが、一部メディア報道では施設の維持管理用の天井部分の扉などが適切に施錠されていなかった可能性があるとの見方も出ている。こうした施設の脆弱性を巡っては、近年ジョージア州内外で相次ぐ拘置所や刑務所からの脱走事件が背景にあり、今回の逃走が刑務所側の管理体制の問題を改めて浮き彫りにしているとの指摘もある。

当局は直ちに地元警察や州警察、連邦捜査局(FBI)などと連携し、逃走した両容疑者の行方を追っている。捜査範囲は州一帯に及び、道路封鎖やパトロール強化、住民からの通報受付など緊急措置が取られている。保安官事務所は「2人は極めて危険であり、見かけても近づかないように」と注意を促し、両容疑者を見たという情報や手掛かりがあれば直ちに警察かサムター郡保安官事務所に通報するよう求めている。匿名で情報提供することも可能としている。

今回の逃走事件は地域社会に大きな衝撃を与えている。殺人などの重大犯罪で起訴された容疑者が拘置中に脱走したことは、公衆の安全に対する直接的な脅威となり得るため、地元住民や通行人の間でも警戒感が高まっている。また、拘置所や刑務所の安全管理体制に関しては、過去にも脱走事案が起きており、法執行機関内での再発防止策の強化が強く求められている。今回の逃走がどのような経緯で行われたのか、関係当局による徹底した捜査と分析が引き続き進められている。

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