北朝鮮に武器を密輸、中国籍の男に懲役8年 米カリフォルニア州
国連は北への武器輸出を禁じている。
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米カリフォルニア州の男が北朝鮮に武器と弾薬を密輸した容疑で懲役8年の有罪判決を受けた。現地メディアが19日に報じた。
それによると、中国籍の42歳の男は2012年に学生ビザで中国から米国に入り、ビザが切れた後も不法滞在していた。
男は6月に国際緊急経済権限法(IEEPA)違反など、複数の容疑を認め、18日に判決を受けた。
また男は北に密輸した武器が韓国への奇襲攻撃に使用される予定だったことも認めた。
男はロサンゼルス郡の捜査当局に対し、「米国への入国前に中国の大使館で北朝鮮の当局者と会い、北朝鮮政府のための物資調達を指示された」と証言した。
また男は北朝鮮兵士であることを隠すことができる軍服を購入しようとしたことも認めた。
国連は北への武器輸出を禁じている。
検察によると、北朝鮮当局は2022年、オンラインメッセージアプリを通じて男に連絡し、銃器を購入するよう指示した。
男は2023年、カリフォルニア州ロングビーチから香港を経由して北に武器やその他物品を積んだコンテナ2個を輸送。訴状によると、男は約200万ドルを受け取ったことを認めたという。
北に輸出された銃器の種類は明らかになっていない。