◎被告は連邦判事に対する脅迫罪9件と、州における脅迫罪13件で起訴された。
米ワシントンDC、最高裁判所(Getty-Images)

米国の最高裁判所判事6人とその家族を殺すという脅迫文を送ったとされる男が起訴された。アラスカ州当局が19日、明らかにした。

それによると、起訴されたのは76歳のアナスタシウ(Panos Anastasiou)被告。判事6人とその家族を殺すと最高裁に脅迫文を送り、さらに最高裁などに465通以上のテキストメッセージを送ったとされる。

アラスカ州検察は被告がどの判事をターゲットにしたかは明らかにしていない。

司法省のガーランド(Merrick Garland)司法長官によると、被告は自分が同意できない判決に対する報復として、脅迫文を送ったという。

被告は連邦判事に対する脅迫罪9件と、州における脅迫罪13件で起訴された。

現地メディアによると、裁判所は19日遅く、最高裁判事とその家族に直接的・間接的に接触しないことを条件に、被告の保釈を認めたという。

検察によると、被告は2023年3月から24年7月中旬の間に脅迫文やテキストメッセージを送ったという。その中には共和党の大統領が任命した判事のうち2人を暗殺し、現民主党大統領がその後継者を任命できるようにするなどと書かれていた。

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