▽事件は午前10時過ぎに発生。被害者のひとりである11歳の少女が襲撃の最中に寝室に隠れ、警察に通報。警察官が急行した。
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米ニューヨーク市ブルックリン地区で49歳の男が肉切り包丁を振り回し、4人の姉妹に重傷を負わせた。ニューヨーク市警が6日、明らかにした。
それによると、事件は午前10時過ぎに発生。被害者のひとりである11歳の少女が襲撃の最中に寝室に隠れ、警察に通報。警察官が急行した。
市警は記者会見で、「2人の署員は現場のアパートで容疑者に向けて威嚇射撃し、武器を捨てるよう警告したが、容疑者はそれを無視して突っ込んできた」と語った。
署員2人は計7発発砲。容疑者は意識不明の状態で病院に搬送された。
市警は容疑者が所持していた肉切り包丁や、室内の写真を公開。壁や床は血まみれになっていた。
市警によると、通報した少女はオペレーターに「叔父が包丁で家族を刺している」と説明したという。
少女は自宅の住所を説明できなかったが、オペレーターは電話を切らないよう指示し、発信元を追跡。住所を割り出した。
通報から数分で第一陣が現場に到着。このパトカーに乗っていた署員2人が容疑者を確認、発砲した。
市警によると、署員2人は入り口ドアの前で悲鳴を聞き、ドアを蹴破って室内に突入したという。
被害者の少女4人(16歳、13歳、11歳、8歳)は姉妹。切り傷と刺し傷を負い、市内の病院に緊急搬送された。市警によると、命に別条はないという。
ブルックリン地区警察の署長は記者会見の中で、「容疑者は精神疾患の病歴があり、この家に住んでいた」と語った。姉妹の母親は事件時、外出していたとのこと。