スノーモービル中の男性が雪崩に巻き込まれて死亡 米ワイオミング州
男性は当日、バックカントリーの雪深い斜面で走行中に雪崩に巻き込まれ、同行していた友人が衛星通信機器からの遭難信号を受け保安官事務所に通報した。
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米ワイオミング州でスノーモービル愛好者の男性が雪崩に巻き込まれて死亡した。同州リンカーン郡保安官事務所が13日、明らかにした。それによると、死亡したのはユタ州出身の31歳男性。1月11日午後、リンカーン郡の山林でスノーモービルを楽しんでいた際に雪崩に巻き込まれたという。
男性は当日、バックカントリーの雪深い斜面で走行中に雪崩に巻き込まれ、同行していた友人が衛星通信機器からの遭難信号を受け保安官事務所に通報した。通報を受けて救助チームが現場に急行した。友人は現場で男性の位置を特定し、雪の下から引き出して心肺蘇生(CPR)を試みたが、死亡が確認された。リンカーン郡検視官は、正式な死因について調査を進めるとしている。保安官事務所は遺族に哀悼の意を表した。
米国西部で雪崩事故が相次いでいる。米国では冬季に降雪量が増加し、気温変動などにより雪庇や不安定な積雪層が形成されやすく、雪崩発生のリスクが高まることがある。報道によると、同じ週末にワシントン州でも複数のスノーモービル愛好者が雪崩に巻き込まれ、2人が死亡、2人が救助される事故が発生しているほか、カリフォルニア州シエラネバダ山脈でも似たような事故が起きたと報じられている。
雪崩は森林地帯において最も致命的な自然災害の一つとされ、毎年25〜30人前後が死亡している。専門家は、未整備の山岳地帯を移動する際は気象情報や雪崩予報を確認し、適切な装備や救難用具(ビーコン、プローブ、ショベルなど)の携行を呼びかけている。また、衛星通信用デバイスやGPSを用いた位置情報の共有が早期発見・救助に寄与するケースもあるものの、それでも重大な危険が伴うことから安全対策の徹底が求められている。
今回の事故を受け、地元当局や救助団体は雪崩の危険性について注意喚起を強化している。特にバックカントリーでは雪質や斜度、気温変化による雪崩発生条件が刻々と変化するため、十分な知識と経験がない者による単独行動を避け、グループでの行動や専門家の助言を重視するよう促している。
