米フロリダ州でマドゥロ拘束を祝う祝賀会、ベネズエラ人歓喜
マイアミ郊外の地区では米国に移住したベネズエラ人たちが集まり「ありがとうトランプ」「自由」と唱和し、歓喜と期待を示した。
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米軍による軍事作戦でベネズエラの独裁者マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領が権力を失い米ニューヨーク州に連行されたことを受け、フロリダ州南部のベネズエラ系住民・移民の間で祝賀の動きが広がった。特にマイアミ郊外の地区では米国に移住したベネズエラ人たちが集まり「ありがとうトランプ」「自由」と唱和し、歓喜と期待を示した。
この地区は長年にわたりベネズエラ系移民が多く暮らす地域として知られ、現地の文化施設や飲食店の前にはビラや国旗を手にした住民らが集まった。彼らは今回の米軍作戦が長年続いた弾圧に一区切りをもたらしたとの見方を示し、祖国の新たな出発を願う声を上げた。
参加者の一人はAP通信の取材に対し、1997年に米国へ移住した経験を振り返りつつ「喜びと不安が混ざった複雑な思いだが、自由を求めてきた多くの人々にとって大きな瞬間だ」と語った。また、政治的迫害を逃れて米国に来た男性は、6年間会えなかった家族と再会できる可能性が出てきたとして涙ながらに喜びを語った。
一部住民は今回の出来事を「第二の独立記念日」と形容し、米政府の関与に感謝する声も上がった。なかには結婚直後にこのニュースを知った夫婦もおり、「ベネズエラの人々に新しいチャンスが開かれた」と話した。
トランプ(Donald Trump)大統領はこの軍事作戦について記者会見で説明し、米国が当面の間ベネズエラの運営に関与する意向を示した。またトランプ氏は同国の豊富な石油資源の活用についても言及し、今後の復興計画を進める考えを示した。これに対して祝福する声がある一方、国際社会や政治評論家からは法的正当性や将来の道筋について疑問や懸念の声も上がっている。
ベネズエラからの移民は2014年以降急増し、約800万人が国外に流出したとされる。南フロリダの住民をはじめとする米国内のコミュニティには、専門職からサービス業従事者まで多様な背景の人々が暮らし、今回の出来事が家族や祖国との関係にどのような影響を与えるかに注目が集まっている。
一方で、今回の米国による軍事介入や移行期の政治運営については、国内外で意見が分かれており、ベネズエラの将来像や民主的な復興の道筋については依然として不透明な部分が残っている。こうした状況の中、ベネズエラ系移民コミュニティは祝賀と共に、不確実な未来に対する期待と不安を抱いている。
