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米シカゴで銃撃事件、18歳女子学生死亡、容疑者逃走中


事件は19日の午前1時半ごろ、大学キャンパスから1キロほど離れた場所にある公園付近で発生した。
米イリノイ州シカゴで射殺された18歳の女子学生(ABCニュース)

イリノイ州シカゴの警察は20日、ロヨラ大学シカゴ(Loyola University Chicago)に通う18歳の女子学生が友人と歩いていたところ何者かに銃撃され死亡したと発表した。

事件は19日の午前1時半ごろ、大学キャンパスから1キロほど離れた場所にある公園付近で発生した。現場はロジャースパーク地区の湖岸に面した人気の散策スポットで、友人グループと共に散歩をしていたという。

警察によると、男が突然グループに近づき、銃を取り出して発砲した。女子学生は頭部を撃たれ、その場で死亡が確認された。他の同伴者にケガはなかった。警察は容疑者について詳細を公表していないが、黒い服装で顔を覆っていたとの情報があるという。現時点では容疑者の身元や動機は不明、捜査が続けられている。

死亡したのは同大学の1年生。家族は声明で娘を「私たちの人生の光」と表現した。声明では「娘は他人を大切にし、優しさと喜びで周囲を照らしていた」として、その人柄を偲ぶ言葉が並んだ。また「われわれは娘が安全であると信じていた。それが裏切られた」と述べ、容疑者の特定と裁判にかけられることを求めている。

同大学の学長は声明で銃撃を非難し、遺族や友人、知人に哀悼の意を示した。また、学生や教職員の心のケアを支援するためカウンセリングサービスを提供し、警察と連携して捜査を支援しているとした。

被害者はニューヨーク州ウェストチェスター郡ヨークタウン出身で、同地区の公立学区でもその死を悼む声が上がった。ヨークタウン・セントラル学区の教育関係者はX(旧ツイッター)への投稿で、「彼女は周囲の人々に深い影響を与え、愛された存在だった」と述べた。

事件を受け、同大学では追悼集会が開催され、多くの学生や教職員が集まって犠牲者を悼んだ。現場近くのチャペルでは鐘が鳴らされ、友人たちが思い出や悲しみを語り合った。学生の一人は「彼女はとても優しく、誰にでも気を配る人だった」と語り、大学生活の一部を共にした仲間を失った痛みに言葉を詰まらせた。

シカゴ警察は地域住民や大学関係者に向けて、事件に関する情報提供を呼びかけている。捜査官は容疑者の行方を追うとともに、目撃情報や映像資料の提供を求めている。大学当局は学生の安全確保を最優先として、夜間の安全対策強化や警備の増員なども検討している。

大学生が日常生活の中で凶行に巻き込まれる事件は、全米各地で課題となっている。銃による暴力は都市部を中心に依然として大きな社会問題となっており、学生や市民の安全をいかに確保するかが引き続き問われる状況にある。

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