中米北米2025年9月5日

ハリケーン・ロレーナ、メキシコ北部沖で熱帯低気圧に、大雨の恐れ

米国立ハリケーンセンター（NHC）は4日、メキシコ北部バハ・カリフォルニア州沖で発生したハリケーン・ロレーナが勢力を弱め、熱帯低気圧になったと報告した。

ロレーナは4日正午の時点でバハ・カリフォルニア州沿岸の西方約225キロに位置し、最大風速は時速25メートル、時速11キロで北西方向に進んでいる。

ロレーナはさらに勢力を弱めると予想されるが、バハ・カリフォルニア州、バハ・カリフォルニア・スル州、ソノラ州の一部地域に大雨をもたらす可能性がある。

地元の気象台はこの3州の雨量が多いところで400ミリに達する恐れがあると警告している。

気象台は4日、バハ・カリフォルニア半島とメキシコ北西部の住民に対し、ロレーナの進路と最新の気象情報に注意するよう呼びかけた。

米アリゾナ州とニューメキシコ州でも大雨になる可能性がある。国立気象局（NWS）は4日、両州の48時間雨量が100～150ミリに達する可能性があると警告した。

ロレーナの進路は定まっておらず、最新の予報では中心がバハ・カリフォルニア半島の西沖合に留まると予想されている。

＜ハリケーンの勢力＞
▽カテゴリー1：風速 33～44（m/s）
▽カテゴリー2：風速 43～49（m/s）
▽カテゴリー3：風速 50～58（m/s）
▽カテゴリー4：風速 58～70（m/s）
▽カテゴリー5：風速 70～（m/s）