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▽混乱が広がる中、ホワイトハウスは5日、自動車産業のみ関税を1カ月免除すると発表した。
米ニューヨーク証券取引所(ロイター通信)

南米市場は5日、トランプ自動車関税1カ月延期を受け、急騰した。

メキシコ・ペソは投資家が米国の関税からの救済を期待し、損失を回復した。

トランプ政権は4日、メキシコとカナダの輸入品に対する25%の関税を発動。中国には10%の追加関税を課した。

混乱が広がる中、ホワイトハウスは5日、自動車産業のみ関税を1カ月免除すると発表した。

この発表後、株式市場は急騰。ダウ平均株価は1.3%、S&P500は1.25%、ナスダックは1.5%上昇した。

北米自動車サプライチェーンの一部であるメキシコの通貨ペソは1カ月ぶりの安値から反発し、最終的に1.1%上昇。株価も0.5%上昇した。

ブラジルレアルは2.3%上昇。祝日明けの市場再開で22年10月以来の高値を記録した。

チリ・ペソは1.7%上昇し、4ヵ月ぶりの高値で取引された。最大の貿易相手国である中国が野心的な経済成長目標を打ち出したことや、ドイツのインフラ基金計画、ドル安に伴う銅価格の上昇が支援材料となった。

MSCIの中南米通貨指数は2.3%上昇、過去2年半で最高の1日となった。株式指数も2.7%上昇した。

世界市場は経済の健全性に対する懸念が高まる中、7日に発表される米国の雇用統計に注目している。

4日のトランプ関税はメキシコ、カナダ、そして米国の多くの企業、特に自動車産業に深刻な影響を与える可能性がある。

北米の自動車産業は3国間の自由貿易協定によって促進される国境を越えた商品の移動から恩恵を受けてきた。一部の自動車部品は最終組み立てまでに6回以上国境を越えることがある。

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