◎逮捕されたのはロス市内に住む51歳のラモント・キャンベル容疑者。
米カリフォルニア州ロサンゼルスの都市交通局のバスが乗っ取られ、乗客1人が死亡した事件について、ロス市警は26日、容疑者の身元を特定したと発表した。
それによると、逮捕されたのはロス市内に住む51歳のラモント・キャンベル(Lamont Campbell)容疑者。
ロス市警は25日未明、市南部のバス車内で騒ぎが起きているという通報を受け、現場に急行した。
パトカーが約1時間にわたってバスを追跡し、先行した部隊がスパイクストリップを設置。右側のタイヤをパンクさせた。
バスは午前2時10分頃に停車。現場近くで待機していたSWATチームがバスに突入し、容疑者を確保した。
SWATは突入後まもなく、乗客の1人が複数の銃創を負っていることを確認。この男性は病院に搬送されたが、その後死亡した。
ロス市警によると、亡くなったのはロス在住の48歳のヒスパニック系の男性。死因は明らかになっていない。
SWATはバスに突入する前に男性が倒れていることを確認し、戦術を変更。遅滞なく突入したとしている。運転手ともう1人の乗客にケガはなかった。
容疑者が男性をいつ撃ったかは分かっておらず、警察が捜査している。