◎事件は7日の17時30分頃に発生。カウチ容疑者が車に向けて発砲し、5人が負傷、別の2人が接触事故により負傷した。
米ケンタッキー州ロンドン近郊の州間高速道路75号線で発生した銃撃事件について、捜査当局は9日、逃亡中のジョセフ・A・カウチ(Joseph A. Couch、32歳)容疑者が犯行直前に「大勢の人を殺す」と脅すメールを女性に送っていたと明らかにした。
事件は7日の17時30分頃に発生。カウチ容疑者が車に向けて発砲し、5人が負傷、別の2人が接触事故により負傷した。
容疑者は捕まっておらず、警察が州全域に規制線を張り、行方を追っている。
警察は北行き車線と南行き車線の両方で12台の車が被弾したと報告している。
警察は容疑者を殺人未遂と第一級暴行容疑で指名手配した。
警察によると、容疑者は犯行の約30分前、女性に「大勢の人を殺す」と書かれたテキストメッセージを送信していたという。
また容疑者は別の女性にもメッセージを送っており、その一部には「その後自殺する」と書かれていた。
ABCは捜査関係者の話しとして、「容疑者がメールを送った女性の1人は、彼の子供の母親である」と伝えている。
複数の現地メディアが「容疑者は民事裁判を抱えていた」と報じているが、その詳細は明らかになっていない。
ローレル郡の保安官事務所によると、容疑者は7日朝、ロンドン市内の銃器販売店でAR-15型ライフル(照準器付き)と弾薬1000発を2914ドルで購入したという。
同事務所は8日夜のプレスリリースで、「容疑者は合法的に銃器と弾薬を購入し、そのほとんどを今回の事件で使用した」と述べていた。