◎事件は7日の18時頃に発生。32歳のジョセフ・A・カウチ容疑者が車に向けて発砲し、7人が負傷した。
米ケンタッキー州ロンドン近郊の州間高速道路75号線で発生した銃撃事件について、捜査当局は8日、逃亡中の容疑者が事件で使用した銃器を合法的に購入していたと明らかにした。
事件は7日の18時頃に発生。32歳のジョセフ・A・カウチ(Joseph A. Couch)容疑者が車に向けて発砲し、7人が負傷した。
ローレル郡の保安官事務所の責任者は8日夜のプレスリリースで、「容疑者は合法的に約1000発の弾薬を購入し、そのほとんどを今回の事件で使用した」と述べた。
警察は容疑者が使用した銃器の種類を明らかにしていないが、一部メディアは目撃者の話しとして、「フルオート(全自動小銃)もしくはセミオート(半自動小銃)のように見えた」と伝えている。
容疑者は捕まっておらず、警察が州全域に規制線を張り、行方を追っている。
現場で最初に対応にあたった保安官は北行き車線と南行き車線の両方で9台の車が撃たれたと報告。その後、被弾した車の数は12台に増えた。
保安官事務所によると、顔を撃たれた1人を含む5人が重傷。軽傷の2人含む7人全員が病院に搬送されたとう。
同事務所は声明の中で、「重傷の5人を含む7人の容体は安定しており、現場で保安官に保護された際もしっかり受け答えしていた」と述べた。
当局によると、銃撃の最中に発生した接触事故により、別の2人が負傷したという。
75号線は49番出口で両方向とも封鎖され、警察が現場検証を行っている。8日夜の時点で封鎖は維持されており、解除の見通しは立っていないようだ。