◎被告の弁護士は3人を殺害する意図はなかったとして、第1級殺人に関しては無罪を主張していた。
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米カンザス州ショーニー郡で3人が死亡した放火殺人事件の容疑者に終身刑が言い渡された。現地メディアが25日に報じた。
この事件は昨年1月に発生。カイル・タイラー(Kyle Tyler、33歳)被告が民家に火を放ち、交際中の女性とその2人の娘を殺害したとして逮捕・起訴された。
報道によると、ショーニー郡の裁判所は第1級殺人および放火罪で被告に終身刑を言い渡したという。
消防は2023年1月、ショーニー郡郊外の町で民家が燃えているという複数の通報を受け現場に急行。被告は現場で確保され、リビングルームと地下室に火をつけたことを認めた。
炎は2時間ほどで鎮火。30歳の女性、9歳長女、1歳次女の死亡が確認された。死因は煙を吸ったことによる一酸化炭素中毒であった。
裁判記録によると、検察は8月、放火による殺人と2件の児童虐待の訴因を破棄したという。
被告の弁護士は3人を殺害する意図はなかったとして、第1級殺人に関しては無罪を主張していた。