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カマラ・ハリス氏が2028大統領選に言及「(出馬)まだ決めていない」


ハリス氏は2024大統領選で共和党のトランプ大統領に敗北しており、政治的動向が注目されてきた。
2026年4月10日/米ニューヨーク市、カマラ・ハリス前副大統領(AP通信)

米国のハリス(Kamala Harris)前副大統領が10日、2028年の大統領選に言及した。

ハリス氏はニューヨーク市で開催されたナショナル・アクション・ネットワーク(NAN)年次大会で、2028大統領選への出馬の可能性について問われ、「まだ決めていない」としつつ、「考えているのか」との問いに対し「そうかもしれない」と答えた。明確な出馬表明は避けたものの、再挑戦の余地を残す発言として受け止められている。

ハリス氏は2024大統領選で共和党のトランプ(Donald Trump)大統領に敗北しており、政治的動向が注目されてきた。敗北後は一時、カリフォルニア州知事選への出馬も検討していたが、2025年にこれを正式に見送ると表明。この決断により、大統領選への再挑戦の可能性が一層取り沙汰されるようになった。

また、ハリス氏は自身の大統領選を振り返る回顧録『107 Days』を出版し、全米各地で講演活動を展開している。こうした活動を通じて支持者との接点を維持し、党内での影響力を保とうとしている。一方で、本人は著書が将来の出馬意思を示唆するものではないと強調し、現時点では慎重な姿勢を崩していない。

民主党内ではハリス氏の再出馬に対する評価は分かれている。過去の支持者の中には再挑戦に消極的な声もあり、資金集めや支持拡大の面で課題を指摘する見方もある。一方で、これまでの政治キャリアにおいて逆境を乗り越えてきた実績から、再び有力候補として浮上する可能性を指摘する声も存在する。

2028大統領選に向けては、民主党内で複数の有力候補が取り沙汰されており、ハリス氏が出馬を決断するかどうかは党の勢力図にも影響を与えるとみられる。現時点では「未定」としながらも、「可能性は否定しない」という彼女の発言は、今後の政治的動きを占う重要なシグナルとなっている。

敗北からの再起を目指すのか、それとも別の形で政治的影響力を発揮するのか。ハリス氏の最終的な判断は、米国政治の次なる局面を左右する要素の一つとなりそうだ

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