◎バイデン氏は現在80歳。再選を果たせば、2期目終了時には86歳になる。
米ワシントンD.C.ホワイトハウス、バイデン大統領(EPA通信)

米国のバイデン(Joe Biden)大統領は10日、来年の大統領選に出馬するとまたもや示唆した。

バイデン氏は毎年恒例のホワイトハウス・イースター(復活祭)パーティー前に収録されたインタビューで、「出馬を計画している」と語ったが、「まだ発表する段階ではない」と主張した。

バイデン氏はこれまで「再選を目指す意思がある」と何度か語っていた。

昨年11月の記者会見では「もう1期目指す意向」を示したが、年末年始の休暇中に家族と話し合うとしていた。

今年2月にはジル(Jill Biden)夫人も「正式発表の時期は決まっている」と発言していた。

ジル夫人はAP通信の取材に対し、「何回言えば信じてもらえますか?」と述べていた。

ホワイトハウス報道官らも「早ければ2月にも発表する可能性がある」と示唆していたが、その後、発表の可能性を4月に延期した。

APによると、バイデン氏は寄付を集める時間を最大化するため、表明のタイミングを選挙資金調達の報告期間が切り替わる7月まで待つ可能性があるという。

民主党の予備選に立候補を表明している候補は現時点で2人。ベストセラー作家のウィリアムソン( Marianne Williamson)氏とロバート・ケネディ・ジュニア(Robert F. Kennedy Jr.)氏である。

ハリス(Kamala Harris)副大統領を含む著名な民主党議員は挑戦を表明していない。

党内に強力なライバルがいないため、バイデン氏は外部の圧力を受けずに立候補を表明できるかもしれない。

APは関係者の話として、「バイデン氏のアドバイザーは共和党の対立候補が選挙活動を行おうが、トランプ氏が刑事訴追に直面しようが、自分の仕事を全うすることに集中し、その方が選挙戦を有利に進められると考えている」と報じた。

バイデン氏のライバルになる可能性がある起訴されたトランプ氏は先週、マンハッタン地検に出頭し、無罪を主張した。

バイデン氏はその裏で静かに選挙チームを編成し、再選に必要な資金集めの準備を進めているようだ。

バイデン氏は現在80歳。再選を果たせば、2期目終了時には86歳になる。

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