米ジェットブルー便、ボストン空港着陸後滑走路外れる、ケガ人なし

ジェットブルー312便(エアバスA220)はシカゴ・オヘア国際空港を離陸し、ボストンのローガン国際空港に着陸。その後、ゆっくりとした速度で滑走路を外れ、花壇を踏み荒らした。
2025年5月12日/米マサチューセッツ州ボストンの空港、滑走路を外れたジェットブルーの旅客機(ABCニュース)

米国の格安航空会社ジェットブルーの旅客機がマサチューセッツ州ボストンの空港に着陸した後、滑走路を外れて芝生に乗り上げた。同州港湾局が12日、明らかにした。

それによると、ケガをした人はいなかった。

ジェットブルー312便(エアバスA220)はシカゴ・オヘア国際空港を離陸し、ボストンのローガン国際空港に着陸。その後、ゆっくりとした速度で滑走路を外れ、花壇を踏み荒らした。

現地メディアによると、乗客は階段を使って機外に降り、退避したという。

マサチューセッツ州港湾局は声明で「事故が発生した滑走路は閉鎖されており、機体の点検が行われているため、乗客はバスでターミナルへ移動した」と述べた。

連邦航空局(FAA)が現場に調査官を派遣している。

米国では今年、飛行機やヘリの墜落事故が相次いでいる。

今月8日にはテネシー州の空港近くに20人の乗客を乗せたプロペラ機が墜落、6人が重軽傷を負った。

5月3日にはカリフォルニア州シミバレーの住宅地に小型飛行機が墜落し、パイロットが死亡、住宅2軒が損壊した。

ネブラスカ州フリーモントでは4月18日、河川に小型飛行機が墜落し、3人が死亡した。

4月12日にはニューヨーク州北部の野原に小型飛行機が墜落し、6人が死亡。生存者はいなかった。

4月11日にはフロリダ州ボカラトンの住宅地近くに小型飛行機が墜落し、乗っていた3人全員が死亡。車が巻き込まれ、1人が負傷した。

4月10日にはニューヨーク市のハドソン川に観光ヘリコプターが墜落し、パイロットとスペイン人観光客5人全員が死亡した。

1月末にはワシントンDC近郊のポトマック川上空で旅客機と米軍ヘリが衝突。旅客機の乗客乗員64人とブラックホークの乗員3人全員が死亡した。

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