メキシコ麻薬組織幹部、有罪認める見込み 米ニューヨーク
サンバダは8月25日にニューヨーク市ブルックリンの連邦裁判所で罪状認否変更の聴聞会に出廷する予定だ。
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メキシコの麻薬組織シナロア・カルテルの共同創設者とされる「エル・マヨ」ことイスマエル・サンバダ(Ismael “El Mayo” Zambada)が米国での裁判で有罪を認める予定である。現地メディアが18日に報じた。
70代後半のサンバダは昨年7月に逮捕された。
現地メディアによると、サンバダは8月25日にニューヨーク市ブルックリンの連邦裁判所で罪状認否変更の聴聞会に出廷する予定だ。
サンバダはシナロア・カルテルの最高幹部である麻薬王エル・チャポことグスマン(Joaquin Guzman)受刑者と共に、数十年に渡って麻薬密売に関与したとして起訴された。
サンバダは以前、容疑を否認していた。
米司法省は先週、ザンバダともう1人の幹部ラファエル・カロ・キンテロ(Rafael Caro Quintero)に対し、死刑を求刑しない方針を表明した。
グスマンは25年間にわたり米国にコカインや他の麻薬を大量に密輸したとして、終身刑に服している。
ザンバダは24年7月、グスマンの息子であるホアキン・グスマン・ロペス(Joaquin Guzman Lopez)と共に、ニューメキシコ州の飛行場に到着した後、逮捕された。
ザンバダの弁護士はグスマン・ロペスがザンバダを誘拐したと主張しているが、グスマン家の弁護士はこれを否定している。
トランプ政権は2月、シナロア・カルテルやその宿敵であるハリスコ新世代など、中南米の8つの麻薬組織を外国テロ組織に指定。今月初めにはシナロア・カルテルの派閥ロス・チャピトスも外国テロ組織に指定した。