▽2週間前、連邦準備制度理事会(FRB)はインフレを懸念し、金利を据え置いた。
![](https://kagonma-info.com/wp-content/uploads/2025/02/2025年2月10日/米カリフォルニア州の食料品店(Getty-Images/AFP通信)-scaled.jpg)
米国の1月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で3%増となり、エコノミストとトランプ(Donald Trump)大統領の予想を上回った。
労働省によると、インフレの象徴となっている卵の価格は前年同月比で53%も高騰した。鳥インフルが卵の供給量を減らし、価格を吊り上げている。
牛肉は5%、ベーコンは6%上昇。対照的に、パン、米、トマトの価格は下落した。
コアインフレ率(変動しやすい食品とエネルギー価格を除いた指標)は24年12月までの1年間で3.3%上昇した。
このデータはバイデン前政権を悩ませた頑固なインフレが再燃するのではないかという不安を煽っている。
2週間前、連邦準備制度理事会(FRB)はインフレを懸念し、金利を据え置いた。
インフレ率は2022年6月のピークから劇的に鈍化したが、それでもFRBの目標値を1ポイント上回っている。
トランプ氏は1月20日に就任して以来、様々な関税計画を発表。エコノミストたちは物価を押し上げる可能性が高いと指摘している。
今週発表した鉄鋼とアルミニウムへの関税は冷蔵庫、ビール、自動車を含む多くの製品の価格を押し上げる可能性がある。
トランプ氏は12日、トゥルース・ソーシャルに「バイデンのインフレ率アップ!」と投稿した。