◎事件は22年7月18日に発生。同州インディアナポリスの州間高速道路70号線を走行していた車がトラックの前に割り込んだ。
米インディアナ州マリオン郡の地方裁判所は13日、30歳のトラック運転手を高速道路で射殺した24歳の被告に懲役60年を言い渡した。
事件は22年7月18日に発生。同州インディアナポリスの州間高速道路70号線を走行していた車がトラックの前に割り込んだ。
検察によると、30歳のトラック運転手は停車後、近づいてきた被告に向かって数発発砲した後、射殺されたという。
判事は殺人罪と銃器の不法所持でキンブロー(Dion Kimbrough)被告に懲役60年を言い渡した。
検察は判決後に声明を出し、「仕事を終え帰宅中のトラック運転手は乱暴な運転をする車に進路を妨害された」と述べた。
また検察は「被告は銃を持ってトラックに迫り、運転手を恐怖に陥れた」と強調した。
被告の弁護士は正当防衛を主張。地元テレビ局の取材に対し、控訴する予定であると明らかにした。
地元メディアによると、被告の車は州間高速道路70号線に入った直後にトラックを追いかけ始め、その後、前方に回り込み急停止したという。被告はこの時、助手席に乗っていた。