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米国中部で竜巻リスク高まる、7000万人に影響、冬の嵐続く

国立気象局(NWS)は6日、強風やひょう、竜巻などへの警戒を改めて呼びかけた。
竜巻のイメージ(Getty Images)

米国中部から中西部にかけて、竜巻を伴う激しい嵐が発生するリスクが高まり、週末にかけて数千万人規模の住民に影響が及ぶ見通しとなっている。国立気象局(NWS)は6日、強風やひょう、竜巻などへの警戒を改めて呼びかけた。

現地メディアによると、この低気圧の影響で、週末にかけておよそ7000万人が悪天候の影響を受ける可能性がある。嵐はロッキー山脈周辺から北部の五大湖地域にかけて広く広がり、平原地帯を中心に雷雨や雪、ひょうなど多様な気象現象を伴う可能性がある。特に中部では雷雲が発達し、局地的に竜巻が発生する恐れがある。

激しい嵐が予想される範囲は南部テキサス州ダラスからウィスコンシン州ミルウォーキーまでの広い地域に及び、アイオワ州デモイン、ミズーリ州セントルイス、オクラホマ州オクラホマシティなど主要都市も含まれる。これらの地域では突風や大粒のひょう、短時間の竜巻が発生する可能性が指摘されている。

特に竜巻の危険性が高いのはテキサス州北東部からミズーリ州スプリングフィールド周辺にかけての一帯。気象当局はこの地域を警戒エリアに指定した。テキサス、オクラホマ、カンザス、ネブラスカ、ミズーリ、アイオワの少なくとも6州では竜巻注意報が発令中で、住民に警戒が呼び掛けられている。

今回の悪天候ではすでに被害が確認されている。オクラホマ州では5日に激しい嵐が発生し、複数の竜巻が報告されたほか、ゴルフボール大のひょうが降った。メジャー郡では車内にいた母親と娘が死亡しているのが見つかり、当局は竜巻による被害の可能性が高いとしている。

さらに、ミシガン州南部でも竜巻が観測されたとの報告もあり、スリ―リバーズ周辺で建物被害が出ている。地元当局が被害状況の確認を進めている。

このほか、テキサス州やオクラホマ州、アーカンソー州、ミズーリ州などでは強い雨により局地的な鉄砲水の恐れも指摘されている。一方、嵐の北側では寒気の影響により雪や路面の凍結が予想され、コロラド州デンバーでは5〜10センチ程度の降雪が見込まれている。

米中西部から南部にかけては、春に入るこの時期に竜巻が発生しやすく、気象当局は「竜巻の季節の本格的な始まり」として警戒を強めている。住民に対しては、警報や避難情報を確認し、安全な場所への避難準備を整えるよう呼び掛けている。

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