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移民収容施設で中国籍の男性自殺、シャワー室で首つり 米ペンシルベニア州

事件は同州クリアフィールド郡の施設内にあるシャワー室で5日午前に発生。中国籍の32歳男性が首を吊った状態で発見された。
米移民税関捜査局(ICE)の捜査官(AP通信)

ペンシルベニア州の移民収容施設で移民税関捜査局(ICE)に拘束された32歳の男性が死亡した。自殺とみられる。ICEが7日、明らかにした。

それによると、事件は同州クリアフィールド郡の施設内にあるシャワー室で5日午前に発生。中国籍の32歳男性が首を吊った状態で発見された。

ICEは声明で、クリアフィールド郡の検視官が5日の午前6時頃に男性の死亡を確認したと述べた。

ペンシルベニア州警察によると、捜査官が手書きのメモを発見し、他殺の痕跡がなかったため、自殺と判断された。

職員が男性を発見し、床に下ろして心肺蘇生を実施。救急隊と警察が現場に急行した。

ICEによると、男性は亡くなる5日前に拘束され、同施設に収容されたという。

男性はニューヨーク市クイーンズ区出身。7月31日に他者に支給されたデバイスにアクセスした罪で有罪を認め、懲役1年の実刑判決を受けていた。

トランプ(Donald Trump)大統領は不法移民と合成麻薬フェンタニルによる「脅威」を理由に、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく国家非常事態を宣言。南部のメキシコ国境に軍を展開し、軍用機で不法移民を送還するなど、様々な移民対策を導入している。

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