ハリケーン・エリン、米東海岸に接近中、バハマ近海で勢力強める

エリンは外洋にとどまる見通しだが、カリブ諸国と米東海岸に大雨、強風、高潮をもたらす可能性がある。
2025年8月17日/ドミニカ共和国の海岸(ロイター通信)

国立ハリケーンセンター(NHC)は18日、ハリケーン・エリンがカテゴリー4の勢力で中米バハマと英領タークス・カイコス諸島に近づいているとして、住民に対し、大雨と強風に備えるよう促した。

エリンは外洋にとどまる見通しだが、カリブ諸国と米東海岸に大雨、強風、高潮をもたらす可能性がある。

NHCは声明で、「エリンは勢力を維持している」と述べ、地元の気象台が出した情報に基づいて行動するよう呼びかけた。

エリンは18日正午の時点で米領プエルトリコの北方に位置し、時速30キロの速さで西北西に移動している。

<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s)

エリンは先週、発生から1日余りでカテゴリー5に成長。その後カテゴリー3に勢力を落とし、再び4になった。

NHCはエリンが18日午後にバハマとタークス・カイコス諸島沖を通過する際、やや勢力を強めると予想している。

タークス・カイコス諸島当局は海岸沿いの住民に避難指示を出した。

バハマ当局も大荒れの天気になると警告。海岸に近づかないよう呼びかけている。

米ノースカロライナ州政府は大西洋沿いの2郡に避難命令を出し、強風と大雨に備えるよう促した。

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