◎29日午後、タッド・フジオカさんがシカ猟に出かけたまま戻らず、連絡も取れないという通報が州警察に入った。
米アラスカ州でヒクマに襲われたとみられるハンターの遺体が発見された。警察が10月30日、明らかにした。
同州公安局によると、現場は同州シトカの森林地帯。29日午後、タッド・フジオカ(Tad Fujioka、50歳)さんがシカ猟に出かけたまま戻らず、連絡も取れないという通報が州警察に入ったという。
シトカは同州の最大都市アンカレッジの南東約950キロに位置する。
公安局は声明で、「警察や沿岸警備隊などが10月30日に周辺を捜索し、人里離れた森林死体で男性の遺体を発見。連絡が取れなくなっていたフジオカ氏であることを確認した」と述べた。
それによると、フジオカさんの身体にはひっかき傷や噛み傷があったという。
当局は今後の捜査の詳細を明らかにしていないが、現地メディアによると、フジオカさんの遺体が見つかったことは近親者に通知されたという。
当局はフジオカさんを襲ったヒグマを追跡、駆除する予定だ。専門家によると、一度ヒトを襲ったヒグマはその味を覚え、再び襲う可能性が高いという。