観葉植物で癒しの「ネイチャーヌック」を作る方法
ネイチャーヌックとは、観葉植物を中心に据えた小さな空間で、リラックスや精神的な回復を目的にした個人的な避難所として機能する場所である。
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米国のインテリアスタイリストであるヒルトン・カーター(Hilton Carter)氏が自宅の一角を心を落ち着ける「ネイチャーヌック(nature nook)」に変える方法を紹介している。ネイチャーヌックとは、観葉植物を中心に据えた小さな空間で、リラックスや精神的な回復を目的にした個人的な避難所として機能する場所である。広いスペースは必要なく、一つの角と適度な照明、居心地のよい椅子、そして植物があれば成立するとカーター氏は言う。
カーター氏はこれまでHBOやPBSで植物をテーマにした特番のホストを務め、植物関連グッズを展開し、複数の著書を持つ植物の専門家だ。ネイチャーヌックは単に美観を高めるだけでなく、精神的な安らぎにも寄与するとしている。
ネイチャーヌックをつくる第一歩は設置場所の選定だ。角の大きさに制限はなく、どれだけ“緑豊か”にするかが重要だという。光の条件を見極めることも欠かせない。南向きの窓があり日中十分な自然光が入るなら、それに適した植物を選べるが、北向きなど光が弱い場合は人工の植物育成用ライトを取り入れる必要がある。ライト選びでは、空間を魅力的に見せつつ植物の成長を助ける色温度を持つものを選ぶことが勧められている。季節による光の変化にも注意が必要だ。
座る場所も重要で、窓の外を眺められる位置や、読書に適した向きの椅子を置くことが推奨される。植物の選定にあたっては、自分が世話できる量を見極めることが大切で、無理に多く集めても手入れが行き届かなければ魅力的な空間にはならないと指摘する。
カーター氏はクライアントのネイチャーヌックを設計する際、その人の好きな休暇先や思い出深い場所について尋ねるという。過去の旅行先の植物を取り入れることで、幸せな記憶を呼び起こし、心地よい雰囲気をつくり出すことができるからだ。たとえば、光沢のあるバーガンディ色のフィカス・エラスティカ(インドゴムノキ)とモンステラ・デリシオーサの組み合わせは視覚的な魅力がある一方、太平洋北西部を思い出すような空間を目指すなら、シダやノーフォークパインなど陰樹が適している可能性がある。植木鉢にもこだわり、テラコッタなど空間の雰囲気に合うデザインを選ぶと全体のムードが高まる。
実用面では、植物の成長後の高さと天井や窓の高さとのバランスを考えること、床を水や汚れから守るプランターを用いること、子どもやペットの安全性に配慮した植物選びが必要だとカーター氏は述べている。
完成したネイチャーヌックは、日常の一部として定期的に使うことで効果が高まる。朝のコーヒーをそこで楽しんだり、夕方に読書をすることで、心が落ち着き忍耐力や思いやりが育まれるとして、カーター氏自身も植物によって性格面で変化があったと語る。植物との関わりが日常のストレスを和らげ、穏やかな時間を提供しているという。
