◎この生徒は高校のカヌー部に所属し、16日午後の練習中にチームメイトとはぐれ、遭難した。
2024年10月17日/米ハワイ州ホノルル沖、遭難したカヌーと沿岸警備隊の巡視艇(U.S. Coast Guard)

ハワイ州ホノルル沖で行方不明になった17歳の男子高校生が無事救助された。沿岸警備隊が17日、明らかにした。

それによると、この生徒は高校のカヌー部に所属し、16日午後の練習中にチームメイトとはぐれ、遭難したという。

ホノルル沿岸警備隊は16日の午後7時27分、ホノルル消防署から17歳の男子生徒がワイキキ・ビーチ・リゾートの南方約2.5キロの地点でチームからはぐれ、姿が見えなくなったと通報を受けた。

生徒のカヌーは転覆、ライフジャケットは着用していなかった。

沿岸警備隊は航空機、ヘリ、巡視艇を現場に派遣。生徒を捜索した。

航空部隊は17日の午前4時20分頃、ひっくり返ったカヌーにつかまる生徒を発見。捜索に参加していた非番のライフガードが現場に急行し、その後巡視艇が合流。約12時間海中で過ごした生徒を救助した。

沿岸警備隊によると、照明弾が飛び交う中、生徒は隊員に引き上げられた際、「見つけてくれてありがとう」と述べたという。

生徒は疲れ切っていたものの、命に別条はなく、ホノルル市内の病院に搬送され、家族やチームメイトと再会したという。

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