◎選挙人による投票は来月行われ、結果は来年1月の上下両院合同会議で確定。トランプ氏は1月20日の就任式で第47代大統領に就任する予定だ。
米国のハリス(Kamala Harris)副大統領が6日、ワシントンDCのハワード大学で演説し、大統領選で敗れたことを認め、支持者に対し、結果を受け入れるよう求めた。
ハリス氏は敗れたことを認めたうえで、この選挙戦で多くの力を得ることができ、「今は決意に満ちている」と語った。
またハリス氏は有権者に対し、その結果が望まないものであったとして、認めなければならないと強調した。
さらに、「今回は我々が望んだ結果ではなかったが、あきらめない限り、米国の希望に満ちた光は常に明るく燃え続けるだろう」と述べた。
ハリス氏は平和的な政権移譲に協力するとトランプ(Donald Trump)次期大統領に電話で伝えたと明らかにした。
またハリス氏は「米国の民主主義の基本原則は、選挙に負けたら結果を受け入れることだ」と強調。トランプ氏が前回選挙で敗北を認めなかったことを暗に批判した。
さらに、「結果は認めるが、この選挙戦の原動力となった戦いを否定するつもりはないし、あきらめない」と述べた。
ハリス氏は人工妊娠中絶に関する一連の論争に言及した。「米国の女性たちが自分の体について決定する自由を持つ未来のための戦いを決してあきらめません...」
さらに、より厳しい銃規制を目指すという民主党の方針に変わりはなく、「民主主義と法の支配に基づき、それを実現するために戦い続ける」と誓った。
選挙人による投票は来月行われ、結果は来年1月の上下両院合同会議で確定。トランプ氏は1月20日の就任式で第47代大統領に就任する予定だ。
バイデン(Joe Biden)大統領は7日に国民に向けて演説する予定である。