▽事件は12月9日、ニューヨーク州オナイダ郡にある矯正施設で発生した。
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米ニューヨーク州の司法当局は27日、刑務官が受刑者を暴行する映像を公開し、14人の刑務所職員が解雇されたと明らかにした。
司法長官事務所が公開した映像には手錠をかけられた43歳の男性受刑者が複数の刑務官に囲まれ、暴行を受ける様子が映っていた。
事件は12月9日、ニューヨーク州オナイダ郡にある矯正施設で発生。複数の刑務官が受刑者の両腕を拘束したまま診察台の上に乗せ、顔、胴体、下腹部に殴る蹴るの暴行を加えている。
ABCニュースによると、州検察と州矯正局の特別調査室が捜査しているという。
この受刑者は襲われた当日、別の刑務所からこの矯正施設に移送されていた。
ニューヨーク州のジェームズ(Letitia James)司法長官は27日の記者会見で、「男性は暴行を受けた翌日、地元の病院で死亡が確認された」と語った。
またジェームズ氏は「司法長官として、この事件を徹底的かつ迅速に捜査するため、あらゆる手を尽くすと約束する」と述べた。
当局によると、暴行現場にいた3人の職員が介入を怠ったと供述したという。州政府はこの事件を受け、刑務官を含む施設の職員14人を懲戒解雇した。