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▽トランプ氏は就任以来、この地域の多くの国々に関税をかけると脅し、不法移民や麻薬密売対策などへの協力を要求している。
2025年2月20日/コスタリカ、首都サンホセ郊外のフアン・サンタマリア国際空港(ロイター通信)

中米コスタリカに20日、米国から強制送還された「外国の不法移民」が到着した。

チャベス(Rodrigo Chaves)大統領は前日、米国から強制送還された外国の不法移民を一時的に受け入れ、最長6週間拘束した後、本国に送還すると明らかにしていた。

トランプ氏は就任以来、この地域の多くの国々に関税をかけると脅し、不法移民や麻薬密売対策などへの協力を要求している。

AP通信によると、ウズベキスタン、中国、アルメニア、トルコ、アフガニスタン、ロシア、ジョージア、ベトナム、アゼルバイジャン、イラン、ヨルダン、カザフスタン、ガーナの移民を乗せた便は首都サンホセ郊外のフアン・サンタマリア国際空港に無事到着したという。

移民たちはサンホセ市内に向かい、そこからバスで隣国パナマの国境近くにある移民保護施設に送られたとみられる。

サンホセ空港で記者団の取材に応じた政府当局者はチャベス氏の声明を引用し、「移民たちは最大6週間コスタリカに滞在することを許され、その間に本国への送還に向けた準備を進める」と語った。

また当局者はほとんどの移民が母国への帰国を希望していると述べ、帰国を拒否した移民については、個別に対応することになるとした。

今回到着した移民は全員家族単位であった。

チャベス氏は前日の会見で、「米国がコスタリカに関税をかければ、大変なことになっていた」と述べ、外国の不法移民を一時的に受け入れる代わりに関税を免除されたと示唆した。

移民の送還費用は米国が全額負担する。

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