◎このデータセンターとクラウドハブは大企業、新興企業、公共部門などにサービスを提供するものである。
グーグルオフィスビルのロゴ(Getty Images/AFP通信)

米IT大手グーグルがマレーシアに20億ドルを投資し、同国にデータセンターとクラウドハブを設置する予定だ。

アンワル(Anwar Ibrahim)首相は30日、「グーグルの投資はマレーシアの統治と経済に対する信頼の表れである」と声明を出した。

米マイクロソフトも最近、マレーシアに新しいクラウドとAI(人工知能)用インフラを構築するために、今後4年間で22億ドルを投資すると発表している。

アンワル氏はグーグルを称賛し、「この投資は地域経済を活性化し、2030年までに32億ドルもの経済効果をもたらし、2万6500人の新規雇用を創出する」と述べた。

アンワル氏は強力なイスラム系野党に対抗するため、西側諸国の企業を積極的に誘致している。

グーグルは声明で、「新しいマレーシアハブは首都クアラルンプール近郊のスランゴール州に建設され、クラウドサービスや教育者向けのAIリテラシー・プログラムに対する需要の高まりに対応するものである」と述べた。

マレーシアはアジアでグーグルのデータセンターが設置される12番目の国となる。このハブは大企業、新興企業、公共部門などにサービスを提供するものである。

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