◎陣営によると、トランプ氏は元気で、その日のうちに病院を退院した。
2024年7月13日/米ペンシルベニア州、銃撃され右耳を負傷したトランプ前大統領(中央)とシークレットサービス(AP通信)

世界各国の首脳がトランプ(Donald Trump)前米大統領を狙ったとみられる暗殺未遂事件に懸念を表明した。

トランプ氏は13日、ペンシルベニア州の選挙集会で右耳を撃たれ負傷。陣営によると、トランプ氏は元気で、その日のうちに病院を退院したという。

シークレットサービスは集会会場の外の高い位置から狙撃した20歳の男を射殺した。

当局によると、男はトランプ氏とその周辺に向けて少なくとも8回発砲。1人が死亡、2人が負傷した。いずれも男性だった。

各国の首脳がこの暗殺未遂を非難する中、ロシア外務省は米連邦議会に対し、「ウクライナへの武器供与に割り当てられた予算を法と秩序を確保するために、警察に提供すべきだ」と主張した。

カナダのトルドー(Justin Trudeau)首相は「トランプ氏、集会参加者、そして全米の人々に思いを寄せている」とSNSに書き込んだ。

ドイツのショルツ(Olaf Scholz)首相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「卑劣な事件であり、このような暴力行為は民主主義を脅かすものである」と書き込んだ。

メキシコのオブラドール(Andrés Manuel López Obrador)大統領はXに、「暴力は非理性的かつ、非人道的だ」と投稿した。

ウクライナ、アルバニア、オーストラリア、ブラジル、中国、エジプト、エルサルバドル、エストニア、フランス、フィンランド、ハンガリー、インド、イラク、イスラエル、イタリア、コソボ、ノルウェー、パキスタン、韓国、台湾、トルコ、フィリピン、イギリス、欧州委員会の首脳が銃撃を非難するコメントを出している。

米メディアによると、捜査当局は容疑者の自宅を捜索し、動機を調べている。

バイデン(Joe Biden)大統領は14日午後に演説を行う予定だ。

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