◎事故は19日午後に発生。20人が海に転落し、7人が死亡、3人が重傷を負い、近くの病院に入院した。
米ジョージア州沖のサペロ島の船着き場でアルミ製のギャングウェイ(本船と桟橋を結ぶ可動式連絡橋)が崩壊した事故について、捜査当局は20日、ギャングウェイ本体に問題があったという見方を示した。
事故は19日午後に発生。20人が海に転落し、7人が死亡、3人が重傷を負い、近くの病院に入院した。
サペロ島では毎年恒例の文化行事が開催されていた。
ジョージア州天然資源局(DNR)の責任者は20日の記者会見で、「亡くなった7人の中にはDNRのパトロール隊職員が含まれている」と語った。
警察は午後3時50分頃、船着き場に設置されたギャングウェイが崩落したと通報を受けた。
崩壊の原因は明らかになっておらず、警察と消防が調べている。
DNRによると、このギャングウェイは2021年11月に設置されたという。最新の点検で異常があったかどうかは分かっていない。
ギャングウェイは重みに耐えきれず折れたとみられる。
DNRの責任者は、「初期調査の結果、ギャングウェイに何かしらの不具合が発生し、折れたとみられる」と語った。
州当局によると、19日にサペロ島を訪れた観光客の数は通常の1日平均約100人を大幅に上回る700人以上に膨れ上がったという。
当局は文化行事に参加する人々のために臨時フェリーを運航していた。
サペロ島はジョージア州サバンナの南方約110キロに位置する。