◎2023年10月、同州フレモント郡保安官事務所に「葬儀社から悪臭がする」という通報が寄せられた。
米コロラド州、多数の遺体が放置されていた葬儀場(AP通信)

コロラド州の葬儀場で200体近い腐乱死体が見つかった事件について、共同経営者の夫婦が22日、遺体を遺棄したことを認めた。

ジョン・ホールフォード(Jon Hallford)被告と妻のキャリー(Carie Hallford)被告はコロラド州内で2つの葬儀社を経営していた。

2023年10月、同州フレモント郡保安官事務所に「葬儀社から悪臭がする」という通報が寄せられた。

保安官が施設を調べた結果、191体の遺体が見つかった。その中には2019年に亡くなった人も含まれていた。

現地メディアによると、夫婦は遺体を放置したことを認めたという。

検察は司法取引を持ち掛けているが、夫妻は答えを出しておらず、判決は来年まで保留されることが決まった。

夫は禁固20年、妻は禁固15~20年に処される可能性がある。

判決は2025年4月18日に予定されている。

裁判所が公開した文書によると、夫婦は4年以上にわたって、火葬や埋葬のサービス代として被害者から13万ドル以上を集めたことを認めている。

また夫婦はコロナウイルス関連の補助金を80万ドル以上詐取した罪にも問われ、容疑を認めているという。

現地メディアによると、この葬儀社は「故人を自然に還す」という方針の下、遺体を木の根元に埋葬したり、火葬して遺灰を海にまくなど、様々な自然葬を顧客に提案していたという。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク